人見知りでうつ症状があり、なかなか居室を出られない方がいらっしゃったんです。その方に対して、リハビリへ進む前にまず関係性をつくることが大切だと考え、出勤している日は朝と夕方に必ずその方の居室へ訪問し、簡単な挨拶をするように心がけました。
そういった関わりをきっかけに利用者様は居室を出られるようになり、リハビリも行えるようになりました。人と人との関わりが何より大事だと感じた出来事です。
また、名前を覚えることも難しいような利用者様が一生懸命愛称や顔を覚えてくれて「あなたがいてくれてうれしい、あなたがいないと寂しい」と話してくれたとき、その人の人生の一部に自分自身が参加できたとやりがいを感じました。